Obstetrics

妊娠中の生活

なにごともほどほどに! 妊娠中の生活

食嗜好品バランスのとれた食生活を

偏食
たとえ少量でも栄養の高い食事をバランスよくとりましょう。食べ方の工夫も大切です。
加工食品
着色料、保存料などを使用しているものは、よく考えてから。
刺激物
強い香辛料やタバコ、アルコールなどの刺激物をとらないように。また、妊娠末期には塩分に気をつけましょう。

仕事や家事無理しないで!

家事
普段からやり慣れている家事を行い、おなかに無理のかかる動作は避けて。流産の兆候があらわれたらすぐに病院に連絡しましょう。
仕事
長い通勤や立ち仕事はできるだけ避けて。配置転換の希望や、産前産後の休暇の手続きも忘れずに行いましょう。
買い物
重い荷物を持って長い時間歩き回らず、適度に休憩を入れましょう。

生活ゆったり休みながら

睡眠
疲れたら休むようにして、睡眠を十分とるように心がけましょう。できれば30分~1時間の仮眠や、休養をとるとよいですね。
セックス
特に妊娠の初期と終わりころには下腹部を圧迫しないように気をつけましょう。
旅行
妊娠中期ごろから可能。母子手帳や保険証を持参して。飛行機に乗る場合には、航空会社に確認をしましょう。
スポーツ
特に異常がなければ、妊娠16週以降に。水泳・エアロビクス・ウォーキングなどがおすすめです。

心のゆとりストレスをためないように

不安
妊娠・分娩は生理的なもの。体の異常や心配は専門家にまかせて、リラックスして過ごしましょう。
イライラ
母になる期待、分娩への不安、心配はあって当たり前!できるだけ楽しい気分に切り替えてみましょう。
ストレス
適度な運動や読書、映画や音楽、友人とのおしゃべりもストレス解消のために必要です。

清潔キレイを心がけて

入浴
できれば毎日入浴を。流産・早産の危険のあるときは、医師に相談してからにしましょう。
下着
下着は清潔なものを心がけて、特に妊娠中は汗をかきやすいので、頻繁に取り替えましょう。体を締め付けないマタニティー用のショーツやブラジャーを選んで。
乳房
妊娠末期には乳房の手入れを開始。扁平乳頭、陥没乳頭の方は早めにご相談ください。

くすり害を与えるものは避けよう

化粧品
普段から使い慣れたものが安心です。妊娠中は肌が敏感になるので気をつけましょう。パーマやカラーは美容師さんに相談を。長時間同じ姿勢でいると、おなかが張ることがあります。
赤ちゃんへの影響を考えれば、素人療法は禁物です。処方された薬はきちんと服用しましょう。
栄養剤
必要な栄養は、好みに合った食事でとるのが一番です。サプリメントなどについては当院の医師・管理栄養士に相談してください。